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ポートランド不動産ももちろん、それ以外にも、当社のクライアントリレーションマネージャーの小林拓三がレポートする、世界ニュースをアップしたいと思います。


早速、第一号をアップします。


6/15 SFで計算機化学分野でのノーベル賞といわれる「チューリング賞」の授賞式で

トロント大学名誉教授のジェフリー・ヒントン氏と、一番弟子のヤン・ルカン氏(Facebook)、孫弟子ヨシュア・ベンジオ氏が受賞し再会を果たした。


ヒントンは「私がどれだけこの賞を取りたかったことか・・」とSpeechで感慨深く述べた。 ヒントンがいるトロント(2007年まで世界で最も高い塔のCNタワーがあり

展望台からナイアガラの滝が遠望できる)には世界中からAI人材が集まり、

今や「北のSilicon Valley」と呼ばれ、200社超のAI Start upが生まれGoogle、

NVIDIAが研究所を置く。


2006年にトロントでヒントンが発表したルカンらの研究成果も盛込んだ今のAIの根幹

をなす論文がトロント興隆の原点だが、当時はあまり注目されなかった。

その原因の一つが「Neural Network」とういうAI学者には古くさいと

思われた理論が使われていたからだ。

そこで彼らが見つけた言葉が「Deep Learning」だった。そして2012年AIの国際大会で

静止画の画像認識の精度でエラー率26.1%の東大を抑え、

全く注目されていなかったトロント大学が15.3%と2位と10ポイント以上の差

をとけて1位となった。


その後、Deep Learningの凄さが広がり東大チームの牛久リーダーは「

歴史が変わるだろうなと思いました」と述懐している。

AIを取り巻く景色はこの日を境にガラリと変わり、世界中の研究者が

Deep Learningを学び、企業もその流れに乗り遅れまいと動き始め、今日AI研究は爆発的な勢いで進み始めた。


ヒントンの論文に感銘を受けたルカンが初めて本人に会ったのは1985年FranceのSymposium。ヒントンもルカンの論文を読んでおり、

2年後にルカンはヒントンのもとで研究を始めた。

トロント大学を出てAT&TのBell研究所に移ったルカンのもとを訪れたのが博士課程

を終えたばかりのベンジオで、以来3人は一蓮托生でAI研究の道なき道を歩んできた。

1996年に設立のAT&Tから分離独立し (NY上場時にWSJ 一面で

アメリカの希望の星といわれた)Lucent Bell研究所でルカンのチームに加わったのが

ウラジミール・バブニックやレオン・ボトウで今やAIの権威。

チームが実績を上げ始めた2000年代初頭が世界的研究者が多い中、

IT Bubbleが崩壊し、ルカンは失職した。

ここで助け船を出したのがNECで2002/1にNEC北米研究

所に移り、バブニックとボトウも続いた(ベンジオはLucentに残る)。


ところが北米のNET/通信バブル崩壊でNECも02年3月期に3120億円の巨額赤字

(信越化学の米法人があるWA州VancouverにNEC、

OR州Greshamに富士通の通信機器工場があったが

両社ともに2003年頃 撤退)に陥り、会社から「もう機械学習のに関心がない」

と告げられルカンは1年8ヶ月でNECを去った。 ところがバブニックとボトウは

NECに残り、その研究成果が世界Top Classの実力を持つ顔認証技術に繋がった。

2010年にはNEC中央研究所の今岡氏(2004年にバブニックから助言)

が米国立標準技術研究所(NIST)が主催する顔認証のベンチマーク テストに参加し、

全く予想外の1位。その精度は現在 「100万人に1人のエラー」。

実用化の競争では中国勢の台頭を許しているが、

NECが世界の頂点を競う数少ない分野だ。

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